第54回カフェオンラインの様子
- 2021/02/24
- 16:31
2021年2月20日、自然科学カフェ(第54回)オンラインをZoomウェブ会議システムを利用して開催しました。テーマは「天文学者的 超巨大ブラックホールの見かたと成長の見守りかた」という、銀河中心に存在する超巨大ブラックホールの観測的研究に関するたいへん興味深いものでした。話し手は、東北大学の市川幸平さんでした。
市川さんはまず、ブラックホールの作り方と題して、18世紀にラプラスらが提案した、脱出速度が光速に達する天体の大きさ、つまりブラックホールの大きさについて参加者へのクイズを交えながら教えてくれました。また、ブラックホールが重い星の最期に超新星爆発を起こしてできることを解説しました。次に市川さんは、ブラックホールの見え方と題して、本体は見ることのできないブラックホールをどうやって観測するのか説明しました。そして観測結果から、宇宙には小さいブラックホール(恒星質量ブラックホール)や超巨大ブラックホール(銀河中心ブラックホール)が存在することを教えてくれました。さらに市川さんは、超巨大ブラックホールの作り方・育ち方・終わり方と題して、宇宙初期に迫る遠方の銀河の観測や今後の研究が期待できる近傍の銀河の中間質量ブラックホール観測について解説しました。そして、これら最新の研究により、超巨大ブラックホールの誕生や成長の謎に天文学者がどのように迫ろうとしているのかを話してくれました。参加者の皆さんは、宇宙にはさまざまな大きさのブラックホールが数多く存在し、その謎が解明されつつあることを感じたことでしょう。
質疑応答は、市川さんの話の途中ではチャットで行われました。参加者の皆さんから出された質問は随時カフェの司会者が読み上げ共有されました。市川さんは質問一つひとつに丁寧に答えてくれました。さらに総合質疑・意見交換の時間では、チャットに加えて口頭でも参加でき、活発なやりとりが行われました。オンラインとはいえ臨場感のあるライブでのコミュニケーションが交わされました。ブラックホールというたいへん興味深い天体とともに壮大な宇宙に思いを馳せた貴重なひとときでした。
市川さんがスライド資料を共有してくださいました。次をご覧ください。
https://drive.google.com/file/d/1jk4W-QNnvnHeNFhF0LknQmg45_hJCYqI/view?usp=sharing
市川さんはまず、ブラックホールの作り方と題して、18世紀にラプラスらが提案した、脱出速度が光速に達する天体の大きさ、つまりブラックホールの大きさについて参加者へのクイズを交えながら教えてくれました。また、ブラックホールが重い星の最期に超新星爆発を起こしてできることを解説しました。次に市川さんは、ブラックホールの見え方と題して、本体は見ることのできないブラックホールをどうやって観測するのか説明しました。そして観測結果から、宇宙には小さいブラックホール(恒星質量ブラックホール)や超巨大ブラックホール(銀河中心ブラックホール)が存在することを教えてくれました。さらに市川さんは、超巨大ブラックホールの作り方・育ち方・終わり方と題して、宇宙初期に迫る遠方の銀河の観測や今後の研究が期待できる近傍の銀河の中間質量ブラックホール観測について解説しました。そして、これら最新の研究により、超巨大ブラックホールの誕生や成長の謎に天文学者がどのように迫ろうとしているのかを話してくれました。参加者の皆さんは、宇宙にはさまざまな大きさのブラックホールが数多く存在し、その謎が解明されつつあることを感じたことでしょう。
質疑応答は、市川さんの話の途中ではチャットで行われました。参加者の皆さんから出された質問は随時カフェの司会者が読み上げ共有されました。市川さんは質問一つひとつに丁寧に答えてくれました。さらに総合質疑・意見交換の時間では、チャットに加えて口頭でも参加でき、活発なやりとりが行われました。オンラインとはいえ臨場感のあるライブでのコミュニケーションが交わされました。ブラックホールというたいへん興味深い天体とともに壮大な宇宙に思いを馳せた貴重なひとときでした。
市川さんがスライド資料を共有してくださいました。次をご覧ください。
https://drive.google.com/file/d/1jk4W-QNnvnHeNFhF0LknQmg45_hJCYqI/view?usp=sharing
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