第44回集いの様子
- 2019/07/29
- 11:43
2019年7月27日、自然科学カフェの集い(第44回)を東京都港区の機械振興会館で開催しました。テーマは「視力300万で挑んだブラックホール撮影」という多くの方々が関心を持つものでした。これは今年4月10日に全世界で同時にプレス発表を行った史上初のブラックホール撮影を対象としたものでタイムリーなテーマでした。話し手は、この成果を成し遂げたイベント・ホライズン・テレスコープという国際プロジェクトに参画された国立天文台の永井洋さんでした。永井さんは、ブラックホールとはどのようなもので、これまでどのように研究されてきたか、ということから話を始めました。続いて、ブラックホール撮影に参加した世界各地の電波望遠鏡を組み合わせた地球規模の電波望遠鏡について、その方法を分かりやすく解説してくれました。そして、実際に撮影されたブラックホール・シャドーの画像をさまざまな側面から詳しく解説してくれました。実際に撮影プロジェクトに参画された方ならではの臨場感あふれる話に、参加者の方々は1枚の写真が語る奥深さを実感することができました。さらに永井さんの話は、今回の撮影の意義や国際協力の様子、今後の展望に及びました。参加者の方々は、この史上初の快挙の持つ意味を考え、また近いうちに発表されるであろう新たな謎の解明にさらなる期待をお持ちました。
ドリンクやお茶菓子を楽しみながら、永井さんの興味深い話と参加者との質疑応答が続きました。話の途中でも理解のための質問がよく出て、永井さんはそれらに答えながら順序立てて話を進めてくれました。そして、総合質疑の時間では、参加者の皆さんからはそれぞれに関心がある多様な質問が次々に出ましたが、永井さんは、質問一つひとつに丁寧に答えてくれました。話し手と参加者との距離が近いサイエンスカフェの特長が発揮され活発な双方向のコミュニケーションが図られました。史上初のブラックホール撮影の画像が持つ奥深い意味を皆で感じ味わった貴重なひとときでした。
ドリンクやお茶菓子を楽しみながら、永井さんの興味深い話と参加者との質疑応答が続きました。話の途中でも理解のための質問がよく出て、永井さんはそれらに答えながら順序立てて話を進めてくれました。そして、総合質疑の時間では、参加者の皆さんからはそれぞれに関心がある多様な質問が次々に出ましたが、永井さんは、質問一つひとつに丁寧に答えてくれました。話し手と参加者との距離が近いサイエンスカフェの特長が発揮され活発な双方向のコミュニケーションが図られました。史上初のブラックホール撮影の画像が持つ奥深い意味を皆で感じ味わった貴重なひとときでした。
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