第4回ダイアログの様子
- 2019/07/09
- 16:59
2019年7月6日、自然科学ダイアログ(第4回)が、東京都港区の貸会議室マイ・スペース&プラザ新橋汐留口駅前店で参加者12名が集い行われました。今回のテーマは「「量子もつれ」に関する議論を辿ってみよう」というものでした。これは、アインシュタインが最後まで反論したという「量子もつれ」について、その解釈を巡る科学者たちの議論、実証のための提案と実験の結果など、この120年ほどの出来事を辿って「量子もつれ」の理解に繋げようというものでした。参加者の問題意識をある程度合わせておくために次の参考記事が挙げられました。
[参考記事]
最終決着「ベルの不等式」の破れの実験(日経サイエンス2019年2月号掲載記事)Web掲載の要旨 http://www.nikkei-science.com/201902_054.html
当日はまず、プレゼンターの後藤光範さんが、量子論の始まりと発展、量子論の解釈を巡る論争、EPR論文、ベルの不等式、ベルの不等式の実験、ベルの不等式の破れの解釈、と歴史的な順番に沿って、思考実験の模式図などを示しながらプレゼンテーションをしてくれました。その後参加者全員でそれぞれの関心に沿った意見交換や質疑応答を行いました。対話は、量子論の描く世界像の解釈への疑問とこれに対する理論的な説明、実験の前提となる不等式の理解、具体的な実験方法への疑問と応答、実験結果の解釈に関する疑問と応答、量子情報科学の現状、量子もつれを含む統一理論への期待にまで及びました。参加者の皆さんが積極的に発言し、ホワイトボードに図や式を示しながら熱心な対話が続きました。ドリンクを楽しみながらのざっくばらんな対話を通じて、各自の理解を深めるとともに新たな見方や発見があったダイアログのひとときでした。
プレゼンの資料はこちらからダウンロードできます。また、以下に対話を通じてのキーワードの記録を掲載します。

[参考記事]
最終決着「ベルの不等式」の破れの実験(日経サイエンス2019年2月号掲載記事)Web掲載の要旨 http://www.nikkei-science.com/201902_054.html
当日はまず、プレゼンターの後藤光範さんが、量子論の始まりと発展、量子論の解釈を巡る論争、EPR論文、ベルの不等式、ベルの不等式の実験、ベルの不等式の破れの解釈、と歴史的な順番に沿って、思考実験の模式図などを示しながらプレゼンテーションをしてくれました。その後参加者全員でそれぞれの関心に沿った意見交換や質疑応答を行いました。対話は、量子論の描く世界像の解釈への疑問とこれに対する理論的な説明、実験の前提となる不等式の理解、具体的な実験方法への疑問と応答、実験結果の解釈に関する疑問と応答、量子情報科学の現状、量子もつれを含む統一理論への期待にまで及びました。参加者の皆さんが積極的に発言し、ホワイトボードに図や式を示しながら熱心な対話が続きました。ドリンクを楽しみながらのざっくばらんな対話を通じて、各自の理解を深めるとともに新たな見方や発見があったダイアログのひとときでした。
プレゼンの資料はこちらからダウンロードできます。また、以下に対話を通じてのキーワードの記録を掲載します。


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