第24回集いの様子
- 2017/05/29
- 16:59
2017年5月27日、自然科学カフェの集い(第24回)を新宿文化センターで開催しました。テーマは、「分子の形を見るとわかること」という、生命科学分野のとても興味深いものでした。話し手の東北大学大学院生命科学研究科教授の田中良和先生は、X線結晶構造解析という方法を用いて、DNAやタンパク質の分子を目に見えるようにして行う研究について、順序立てて分かりやすく解説してくださいました。参加者の方々は、動画や画像、さらに手に取って触ったり見たりすることのできるサンプルによって、極微の分子の世界を体験することができました。タンパク質分子やその周りの水分子を構成する原子同士が共有結合や水素結合で結びついている様子を目の当たりにして、化学の教科書にかいてあることがやっと腑に落ちた思いでした。さらに、細菌の出す毒素に関する最新の研究成果について知り、その成果を出すまでの研究者の方法や試行錯誤まで実感することができました。
ドリンクやお茶菓子を楽しみながら、さらにざっくばらんな質疑応答、意見交換の時間が活発に続きました。参加者の方々からはご自身の関心の深い事柄についてさまざまな質問がでましたが、田中先生は一つひとつ丁寧に答えてくださいました。さらに、田中先生と参加者の方々が会場の一角に集まり、打ち解けて意見交換を行いました。初めて参加された学生の方と田中先生が和やかに対話されている様子は、身近でざっくばらんな双方向の科学コミュニケーションを行うサイエンスカフェの特長を発揮できていると感じました。
学生の方から年配の方まで、自然科学を愛好するさまざまな参加者の方々が集い、日常生活では味わえない極微の分子の世界を味わい、各自の生命観を深めることができた土曜日のひとときでした。
ドリンクやお茶菓子を楽しみながら、さらにざっくばらんな質疑応答、意見交換の時間が活発に続きました。参加者の方々からはご自身の関心の深い事柄についてさまざまな質問がでましたが、田中先生は一つひとつ丁寧に答えてくださいました。さらに、田中先生と参加者の方々が会場の一角に集まり、打ち解けて意見交換を行いました。初めて参加された学生の方と田中先生が和やかに対話されている様子は、身近でざっくばらんな双方向の科学コミュニケーションを行うサイエンスカフェの特長を発揮できていると感じました。
学生の方から年配の方まで、自然科学を愛好するさまざまな参加者の方々が集い、日常生活では味わえない極微の分子の世界を味わい、各自の生命観を深めることができた土曜日のひとときでした。
- 関連記事
スポンサーサイト